Windows 版 Perl のもたらすもの

 Perl は UNIX 環境下で生まれた言語で、UNIX 内のテキストを効率よく処理するためのものとして開発されました。その後 UNIX 系(Linux, FreeBSD など)を中心に Perl は発展を遂げ、今日では世界中に 200 万人以上の Perl プログラマがいるといわれています。Perl はインターネットの HTML(Hyper Text Markup Language)を処理してサーバーに返すといういわゆる CGI 処理に最も適していたことから、インターネットの普及とともに Perl は一般の人達(UNIX ユーザ以外の人達)にもその名を広く知られるようになってきました。
 
 当然数の上では圧倒的多数を占める Windows に対しても Perl が移植され、多くの Windows ユーザ達が今日 Perl の恩恵を受けています。というのも Perl は無償で提供されているフリーウェアにもかかわらず、その広範囲にわたる膨大な機能は目を見張るものがあり、今日の Perl の全貌を見渡すのも困難なくらいです。(ただで使える有用な機能があるすぎるという点でも..)
 
 Perl はスクリプト言語のため、その記述は非常に容易です。スクリプト(script:記述)するだけでプログラムが実行できることから、Windows の場合メモ帳などのエディタを使って記述するだけで、プログラムが実行できてしまいます。
 
 実はこのスクリプト言語は別名「接着言語」とも呼ばれ、他の言語やデータファイルへの橋渡しが容易にできる性質をもっています。その代表的な例が CGI による HTML ファイルのサーバーへの受け渡しです。この「接着性」のおかげでこのほか Windows 環境下の非常に広範囲なものへの連携を可能にしています。
 
 入門者が Windows 用 Perl に抱くイメージとしては、とりあえず図のようなイメージを持っておけばよいと思います。Perl の基本は「テキスト処理」ですが、前述のスクリプト言語の特殊性からこのように多用な処理を Perl の応用(拡張)機能として実現できるのです。